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一般的な学校説明会

 私立中学校学校説明会は、4月以降に順次に開催されます。なお、学校説明会を開催していない期間中においても、学校の説明校舎の説明をしてくれる学校もありますので、アポイントを取ることは積極的にしましょう。

 なお、春と夏と秋に開催される学校説明会は、同じ学校であっても内容は違います。受験の具体的な内容を知るには、秋の学校説明会をおすすめします。しかし、春からの学校説明会に出席して、志望校の情報は十分に得るようにしましょう。

では、どの様な着眼点で私立中学校学校説明会に参加したらよいのでしょう。



@校風を確認する
A学校の大きさや規模を確認する
B学習要項を確認する
C学校の教育方針を確認する

 この、4項目は、一般的なことなので、十分に理解をしておきます。
 では、その他の着眼点は、

@生徒数を確認する
A生徒数に対して、先生の数(割合)を確認する
B高校への進学数と募集数を確認する
C小中高一貫校の場合は、小学からの入学数を確認する
D少人数制度や学力別について確認する
Eクラス分けやコース分けについて確認する

 この、6項目となります。それでは、理由について説明しましょう。

@生徒数が確認する
 生徒数が多い場合は、生徒の個性や自由、自主性を大切にする学校が多いようです。クラブ活動や学園祭、体育祭が盛んで、子供たちが楽しそうに活躍している姿があります。

 生徒数が少ない場合は、こじんまりとしていますから先生と生徒が仲良しです。先生の面倒見が良い。行事関係は、ちょっと寂しい感じがしますね。人数が少ないのでスケールが小さいです。

 以上のような状況が学校の個性にもなります。学校の個性や雰囲気を感じることで子供の性格に合っているかどうかなど、子供と学校とを照らし合わせて考えるのも大切でしょう。

A生徒数に対して、先生の数(割合)を確認する
 一つのクラスが30人程度ですと先生の目も行き届くのが一般的です。それ以上に生徒がいる場合は、一つのクラスに先生が2人以上必要になると言われます。先生が多い学校は、面倒見が良いと言えるでしょう。その反面、先生が少ない場合は、生徒の自主性や家庭に対して、協力を仰ぐ学校と言えるでしょう。

 昨今、契約の先生が増えていますので、1年毎、2年毎に先生の出入りがある場合があります。子供が卒業すると先生もいなくなるといった状況が多いようです。こういった先生の教育は、如何なものなのでしょうか?私が経験した中では、契約の先生も熱心な先生が多かったように感じます。しかし、私の個人的な意見ですと、契約の先生の割合が多い学校は、ちょっと教育に対して疑問を持ってしまいます。

B高校への進学数と募集数を確認する
 志望校の中学校から一貫校の高校へ進学する数と、外部から高校へ進学する数の履歴を確認しておくと良いでしょう。外部の高校へ進学する生徒が多いと表には出ない学校内部での問題があると思った方が良いでしょう。

昔は進学校ともてはやされていた学校が今では見る影もない!なんて言う学校もあれば、昔は問題ばかり起こしていた学校が今では進学校!なんてこともあります。

 高校へ進学した際、他の中学校から入学する割合で、雰囲気も違ってきます。一貫校の割合が高ければ、幼馴染が多いので連帯感が強いです。特に親同士の情報が強いですね。

他校の学校からくる割合が高ければ、外部へ向ける視野が広がり子供の考え方に刺激を与えてくれます。何れも、良いことはたくさんあります。しかし、一貫校でいじめなど問題があった場合は、高校でも若干その状況が続く場合もあるようです。

C小中高一貫校の場合は、小学からの入学数を確認する
 小学校から中学校へ入学する割合が多いと友達同士の連帯感は凄いです。親同士の繋がりは、半端ないですね。小学校は6年間ですから子供も親も6年の期間に熟成するようです。

ですから、中学1年の夏休み前ぐらいまでは、小学校からの友達と仲間を作ったりするのが強く、特に女の子は、極端な気がしますね。しかし、その後は、徐々に外部からの友達も増えるようです。これも、部活に入っていればの話です。

しかし、帰宅部では、なかなか友達の数も増えないようです。ちなみに、陰険ないじめでは、女の子の方が多いようです。

D少人数制度や学力別について確認する
 中間テストや期末テストの成績によって、学力別にクラスを分ける学校があります。英語や数学などが該当します。試験の点数で早く進むクラス、ゆっくり進むクラスに分けます。分けたとしても次回のテストの範囲は、同じになるようです。

 ゆっくりクラスには、先生が2名つくとか少人数にするか教師の数を増やして見かけ上少人数制にする仕組みをとっている学校があります。

 ちなみに、我が子は、中間テストや期末テストごとに一喜一憂していました。子供の話によると、教師の教え方が分かり易いか、分かり難いかによる場合が大きいようです。

Eクラス分けやコース分けについて確認する
 競争熱心な中学校では、特待生クラスを設けています。人学年に1〜2クラス程度で計80人前後でしょうか。入試時のテストの成績が良い順に特待生クラスに入ります。

しかし、希望も聞かれますので辞退もできます。特待生のクラスは、雰囲気も子供の纏まり方も違いますね。私の経験からですが、集合写真の写り方一つでも違いがありました。姿勢正しく、手の形、おき方。脚のおき方。違うんですね〜。

 2年生以降は、年間の成績と子供へ特待生クラスに入りたいかの確認を行い決定するようです。成績が良いのにあえて、特待生のクラスに入らない子供も当然います。

中学になると子供の考えもしっかりしているようで、親の意見より子供の意見が強くなるようです。特待生クラスに入るには、平均して、クラスの5位以内に入っていないとならないようです。

 ちなみに特待生クラスの勉強の進み方やテストの内容は、一般のクラスと当然ですが違います。


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